【完全ガイド】日本人の韓国旅行とビザ情報 - 知っておくべきことすべて
こんにちは、今日は多くの方から質問をいただく「日本人の韓国旅行とビザ」についてわかりやすく解説します。特に「日本国籍の場合、90日以内の観光なら不要」という基本情報について、詳しく掘り下げていきましょう。
日本人の韓国旅行 - ビザ基本情報
日本と韓国は観光やビジネスの往来が多い隣国同士。嬉しいことに、日本国籍を持っている方は、観光目的で90日以内の滞在であれば、ビザ（査証）が不要となっています。これはビザ免除協定によるもので、日本人旅行者の韓国旅行をとても便利にしてくれています。
実際、私が初めて韓国を訪れたときも、パスポートだけを持って出発し、入国審査もスムーズに通過することができました。ただ、パスポートの残存有効期間は「入国時に最低3か月以上」必要ですので、この点だけは必ず確認しておきましょう。
韓国に到着すると、入国審査官によってパスポートに入国スタンプが押され、通常は自動的に90日間の滞在が許可されます。この期間内であれば、観光やショッピング、友人訪問などを自由に楽しむことができます。
韓国入国に関するよくある質問（Q&A）
韓国旅行を計画する上で、多くの方が疑問に思うビザ関連の質問に答えていきます。
Q1: ビザなしで韓国に入国する際、必要な書類は何ですか？
A: 基本的には有効な日本のパスポート（残存期間3か月以上）だけで入国できます。ただし、入国時には滞在先の情報（ホテル名や住所）、帰国便の予約確認、十分な資金があることを示せると安心です。コロナ禍以降は入国条件が変わることもあるので、渡航前に最新情報を確認しましょう。
Q2: 90日を超えて韓国に滞在したい場合はどうすればいいですか？
A: 90日を超える滞在を希望する場合は、事前に適切なビザを取得する必要があります。語学留学なら「D-4」、就労目的なら「E」シリーズのビザなど、目的に応じたビザを在日韓国大使館または領事館で申請しましょう。または韓国入国後に、出入国・外国人事務所で滞在期間の延長申請も可能ですが、認められるケースは限定的です。
Q3: 韓国で短期アルバイトや報酬が発生する活動をしたい場合は？
A: ビザ免除での入国は「観光」目的のみを対象としています。たとえ短期間でも、報酬が発生するアルバイトや仕事をするためには、適切な就労ビザが必要です。無許可で働くと不法就労となり、罰金や強制退去、再入国禁止などの厳しい処分を受ける可能性があります。
Q4: 90日間の滞在期間はどのように計算されますか？
A: 入国した日から数えて90日以内に韓国を出国する必要があります。例えば5月1日に入国した場合、7月29日までに出国しなければなりません。日付の計算を間違えると不法滞在となってしまうので、余裕をもったスケジュールを組むことをお勧めします。
Q5: 一度出国して再び入国する「ビザラン」は可能ですか？
A: 技術的には可能ですが、短期間で何度も繰り返すと入国審査で「実質的な長期滞在」と判断され、入国を拒否される可能性があります。頻繁な出入国は要注意です。正規の長期滞在を希望する場合は、適切なビザを取得するのが確実な方法です。
Q6: 子どもや赤ちゃんも同じルールが適用されますか？
A: はい、年齢に関係なく同じルールが適用されます。子どもや赤ちゃんも独自のパスポートが必要で、同様に90日間のビザなし滞在が可能です。家族旅行の際は、子どものパスポートの残存有効期間も忘れずに確認してください。
Q7: K-ETA（韓国電子渡航認証）は必要ですか？
A: 現在（2025年5月時点）、日本国籍保持者はK-ETAの申請が免除されています。ただし、渡航前に最新情報を確認することをお勧めします。韓国の入国政策は変更される可能性があるためです。
Q8: 90日以内の商用目的（ビジネス）の場合もビザは不要ですか？
A: はい、報酬を受け取らない商談や会議参加、視察などの短期商用目的であれば、90日以内の滞在ならビザなしで入国できます。ただし、韓国内で給与や報酬を受け取る活動をする場合は、事前に適切な就労ビザが必要です。
Q9: パスポートを紛失した場合はどうすればいいですか？
A: すぐに最寄りの警察署に紛失届を出し、在韓国日本大使館または領事館で「帰国のための渡航書」を申請してください。また、航空会社にも連絡し、帰国手続きについて確認しましょう。大使館の連絡先や場所を事前に調べておくと安心です。
Q10: コロナ禍後、入国手続きに変更はありましたか？
A: コロナ禍以降、各国の入国条件は頻繁に変更されています。現在は多くの制限が緩和されていますが、渡航前に韓国大使館・領事館のウェブサイトや外務省の海外安全ホームページで最新情報を必ず確認してください。状況によっては健康状態の申告や追加書類が必要になる場合があります。
私の経験 - 90日ビザなし滞在の実際
昨年、私は韓国で語学学校の体験入学（正規留学ではなく体験プログラム）と友人訪問を兼ねて、ちょうど85日間滞在しました。ギリギリの日程でしたが、しっかり計画を立てておいたので問題なく過ごすことができました。
入国時には、「何日間滞在予定ですか？」と尋ねられ、「85日間」と答えると、審査官は少し驚いた様子でしたが、滞在先と帰国便の情報を確認した後、無事に入国スタンプをもらえました。
長期滞在に近い場合、入国審査が少し厳しくなることもあるので、以下の書類を準備しておくと安心です：
- 往復航空券の予約確認書
- ホテルやゲストハウスの予約確認（長期の場合は賃貸契約書など）
- 十分な資金があることを証明するもの（クレジットカードや現金）
- 韓国滞在中の予定を説明できるようにしておく
注意すべきポイント
90日以内のビザなし滞在は非常に便利ですが、いくつか注意点があります：
- 滞在期間の超過は厳禁：たとえ1日でも90日を超えると「不法滞在」となり、罰金、強制退去、一定期間の再入国禁止などのペナルティを受けることになります。出国日をカレンダーに明記し、余裕を持ったスケジュールを組みましょう。
- 入国拒否のリスク：過去に韓国での法律違反歴がある場合や、短期間での頻繁な出入国歴がある場合、入国審査で拒否される可能性があります。入国は「権利」ではなく入国審査官の「裁量」であることを理解しておきましょう。
- 目的外活動の禁止：観光ビザでの就労は違法です。SNSでの「韓国で短期バイト」といった情報には惑わされないでください。
- パスポートの管理：韓国滞在中は常にパスポートのコピーを持ち歩き、原本は宿泊先の金庫などに保管するのが安全です。紛失時の連絡先も控えておきましょう。
まとめ - 計画的な旅行が鍵
日本国籍を持つ私たちは、90日以内の観光目的であれば韓国へのビザ申請が不要という恵まれた環境にあります。この特典を活かして、ソウルの活気あふれる街並み、釜山の美しい海岸、済州島の雄大な自然など、韓国の魅力を存分に楽しむことができます。
ただし、滞在期間の計算ミスや目的外活動などで思わぬトラブルに巻き込まれないよう、ルールはしっかり守りましょう。特に初めての韓国旅行の方は、まずは1〜2週間の短期滞在から始めるのがおすすめです。